日時:2025/01/14~2025/01/16
上記期間で行われる2025那須 WEA OLEコース開催要項のページです。
コース概要、スケジュール、関連資料をお知らせいたします。
講師:ラブ (山﨑和幸)
栃木アウトドア事業振興会BERGTOAD 会長
ITTAN outdoors 代表
福岡県北九州市 出身 那須町 在住
特技はスワヒリ語が話せること。2年間ケニアに教師として滞在。好きなものはカツ丼、唐揚げ。イモと豆が嫌い。アドベンチャーレースではZambezichallenge, Sustina 100, サハラマラソン, Nakuru Great Rift Valleyに出場。登山歴はデナリ、キリマンジャロ、KirinyagaRenana等。これらの経験を活かしたアドベンチャラスでフレンドリーをモットーにしたガイディングを心がけています。
WEAカリキュラムは野外活動において指導する立場の方が持ち合わせるべきコンピテンシーを体系的にまとめた6+1コンポーネントと呼ばれる国際的に認められたカリキュラムです。これからのアウトドアシーンにおいてもより質の高いコンテンツを提供するためには必須のスキルとなり、技術がメインのハードスキルだけではなく、ソフトスキルを評価する仕組みが日本国内にはまだ多く存在しません。この機会に国際基準となる野外指導者の認定に向けてWEAカリキュラムを体験してもらえればと思います。
保持資格:
国際野外救急 WMA WAFA
国際野外指導者認定 WEA COL
国際環境倫理プログラム Leave No Trace L2 インストラクター
日本キャンプ協会 キャンプディレクターD2
自然体験活動指導者 NEAL リーダー
JSPA BI カヤックインストラクター
RESCUE3 急流救助 SRT-1
JSBAスノーボードインストラクター、検定員
JSPOジュニアスポーツ指導員
16mm映写技師
WEAは世界50カ国に指導者が広がる、野外指導者及び教育者の国際ネットワークです。1977年にポール・ペッツォが4つの大学と連携し、質の高い野外指導者を育成するカリキュラムを導入することにより始まりました。その後長年に渡り、アメリカの野外指導者育成のナショナルスタンダードとして認められ、今日では野外指導者養成機関を持つ多くの国にグローバルスタンダードとして採用されています。
ミッション
野外教育指導者養成のカリキュラムの開発、運用、公認、評価を通じて、業界基準を確立することにより、野外教育指導者のプロフェッショナリズムを促進します。
ビジョン
すべての野外教育指導者が、業界基準を満たすことにより、参加者の安全を確保と、持続可能な環境を維持し、質の高い野外体験を提供できるようになることを目指します。
野外指導者に必要なスキルとして、「野外生活技術」「遠征計画」「リーダーシップ」「リスクマネジメント」「環境に対する責任」「教育」の6つの柱が示されています。その全てのスキルを横断するものとして「判断」が挙げられており、WEAカリキュラムにおいて最も重要なスキルと位置づけられています。それ以外に、クライミング、パドリング、スキーイングなどの指導者が選択する「冒険活動の指導技術」と、「野外救急法」は、WEAのコースの中では完全に補完されず、指導者が各自の責任で取得します。
判断は、意思決定をするために、既存の知識と過去の経験を統合し、状況に応じた最適解を選択するスキルです。適切な判断ができなければそれ以外の全てのスキルを効果的に使うことができません。正確で普遍的な判断は野外指導者にとって必須です。
野外指導者は…
野外生活技術は、野外を安全に旅行し、食料、水、シェルターを確保するための、野外において環境に対する責任と持続可能な技術です。
野外指導者は…
遠征計画は、数日間の野外遠征を計画し、実行するための知識とスキルです。
野外指導者は…
野外におけるリーダーとは、さまざま条件において、参加者の目的を達成するために、リーダーシップ理論を理解し、効果的なコミュニケーションをとり、参加者に対して適切に介入できる、信頼ある人です。
野外指導者は…
リスクマネジメントは、参加者とスタッフのリスクを体系的に分析し、最小化する計画を立てるとともに、事故から法的なリスクを最小化するための知識です。
野外指導者は…
環境に対し責任を持つためには、地域の生態系と文化を理解し、持続可能な遠征計画と実行ができ、現在及び将来の世代のために自然に配慮した環境倫理を持ち合わせます。
野外指導者は…
効果的な教師は、体験学習理論を応用し、効果的な学習体験を計画、指導、評価し、参加者が主体的に学べるように支援します。
野外指導者は…
アウトドアリーダーシップエクスペリエンス(OLE)は、参加者に、WEAの教育手法と教育内容を紹介し、野外遠征の楽しさと、WEAの価値を理解してもらうことを目的としています。
WEAコースの特徴でもある要素がスチューデントティーチングです。野外指導者となる立場として理解をより深めることを目的とし、受講者自らが模擬ワークショップを行っていきます。
本コースでは2~3人が1グループとなり模擬ワークショップを行っていただきます。2日目以降に各自でティーチングテーマを決め、模擬ワークショップの組み立て、準備を行ってください。
講習の2日目の夜の部には模擬ワークショップをブラッシュアップするための時間を設けています。
野外遠征では、参加者の中から、リーダー・オブ・ザ・デイ(LOD)というリーダー役を決定し、遠征を行います。リーダーシップの理解と実践を目的とし参加者全員がリーダー役となるようにカリキュラムが組まれています。
日時:2025/01/14~2025/01/16
1日目:2025/01/14 開始 09:00~
最終日:2025/01/16 解散 ~17:00
会場:旧那須町ファミリースキー場
・コースのほとんどは屋外での活動となります。動きやすく防寒対策として十分暖かい服装で参加してください。
・会場で指定されているルールに則った行動、野外指導者としてふさわしい言動を心がけてください。
・屋外で座れる背もたれ付き座布団があると便利です。
・雨天開催です。模擬ワークショップは雨天時の代替案も考慮して組み立てを行ってください。
・1日目の昼食は持参となります。
・2日目、3日目の朝食は持参となります。
・2日目の昼食は屋外で食糧計画に基づいたグループ調理となります。調理道具・カトラリーのご準備をお願いいたします。
・ティーチングのために必要な備品は各自での持参となります。(受講者に求める持参品がある場合は事前にお知らせください)
関連資格(LNT L1インストラクター)
以下の基準をすべて満たす場合、受講者は当コース内でLevel 1インストラクター資格を取得することが可能です。
1)規定時間のカリキュラムを消化した場合
2)LNTのスキルを適切に実践できる場合
3)LNTの考え方を適切に人に伝えることができる場合
4)LNTの原則に基づいた行動ができる場合
※資格の登録には、LNTJへ入会し年会費を納入する必要があります。個人スタンダードメンバー(5,000円/年)または団体スタンダードメンバー(15,000円/年)以上をお選びください。資格取得者は最終日に登録に関する説明があります。クレジットカードのご用意をしてください。
1日目(01/14)
9:30 ブリーフィング 屋内講習会場
9:35 BERGTOADの活動について 屋内講習会場
10:00 WEA概要 屋内講習会場
10:20 講習の流れ 屋内講習会場
10:40 野外生活技術① 屋内講習会場 読図
11:40 野外生活技術② 屋内講習会場 装備と服装
12:00 お昼 屋内講習会場
13:00 遠征計画① 屋内講習会場 TCP
15:00 遠征計画② 屋内講習会場 食糧計画 バルクオペレーション
16:00 リーダーシップ① 屋内講習会場 クライテリア
16:20 野外生活技術③ 屋内講習会場 調理技術 買い出し
19:50 リーダーシップ② 屋内講習会場 リーダーシップスタイル
20:50 遠征計画③ LODの決定、ハイキングロール
施設内テント泊
2日目(01/15)
野外遠征
ティーチングセクション
施設内テント泊
3日目(01/16)
野外遠征
ティーチングセクション
17:00 閉会
帽子 防寒を考慮
ハイキンググローブ 防寒含む
防寒着
厚手のソックス
着替え
レインウェア 防水透湿性が高いもの
テント ソロまたは携行できる登山用のもの
寝袋 3-4シーズン用
スリーピングマット
食器&カトラリー
カップ 保温性のあるマグカップが望ましい
ナイフ 調理できるもの
ヘルメット 登山用
バックパック 60リットル以上推奨
登山靴
運動靴 屋内講習時(リラックスできるもの)
ヘッドランプ 換え電池必須
ハイキングストック
コンパス
タオル類
水筒 1リットル×2推奨
ジップロックバッグ、ポリ袋 汚れ物 濡れ物 ゴミ収納用
マッチまたはライター
洗面用具
筆記用具
モバイルバッテリー
予備マスク 有事の備え
マットレス(座布団) 地面に座る際のもの(屋外で座れる背もたれ付き座布団があると便利です。)